大手メーカー勤務で待遇には満足しているけど、何か違う…もやもやする
こんな風に考える方は多いと思います
私もメーカー勤務時代は以下のように思っていました
- 待遇は平均以上。ただ、一生勤めるのか?という疑問がある
- 転職ってどうなんだろうと考えているけど、その後のキャリアパスが分からない
- 周りの同期や先輩に相談できる人がいない(そもそも現状維持で諦めている人が多い)
ぐるぐる思考が巡り、時間が過ぎていき、さらに焦る…
原因としては
自分のキャリアの設計が出来ていないから
だと思います
この記事では「自分のキャリアの設計」に関しての方法に関して段階を分けてご紹介したいと思います
キャリア設計とは
キャリア設計とは言葉の通り、キャリアをどのように構築していくか、どの方向に進んでいくか設計していくことです
「キャリアデザイン」とは、自分の職業人生を自らの手で主体的に構想・設計=デザインすることです。自分の経験やスキル、性格、ライフスタイルなどを考慮した上で、実際の労働市場の状況なども勘案しながら、仕事を通じて実現したい将来像やそれに近づくプロセスを明確にすることが、キャリアデザインの要諦です。
キャリアデザインとは – コトバンク (kotobank.jp)
そんなの分かっているよ、と思われる方もいると思いますが
今まで、キャリア設計を紙やデータに記録してきたでしょうか?
頭の中で思い描いているだけではダメです
紙やデータにして書き起こすことによって自分の気持ちや向かっていきたい方向がより明らかになります
勉強するとき、紙に書きだした方が理解できることが多くないでしょうか
それと同じことですね
キャリア設計の仕方
大きく分けて5段階あります
Step1では「人生の充実度の把握」
Step2では「自分にとっての理想の生活の明確化」
Step3では「仕事の棚卸」
Step4では「キャリアの選択肢の把握」
Step5では「選択肢の順位付け」
これを人生の段階毎(例:半年~1年)で随時見直していくことがキャリア設計です
この記事では1段階目をご紹介します
人生の充実度の把握
キャリア設計の前に、自分のこれまでの人生を振り返って以下を明確にしましょう
どんな経験に充実を感じられたか(楽しかったか、嬉しかったか)
どんな経験が嫌だったか
これを明確にすることで、キャリアと何の関係があるのか?と思われるかもしれません
しかし、明確に関係があります
「1人で何か作業することに喜びを感じる人」であれば、「黙々と研究する役職」に幸せを感じやすいかもしれません
「誰かと共同作業をして物事を作っていくことに喜びを感じる人」であれば、「企画する仕事」に喜びを感じるかもしれません
このように、何に喜びを感じ、何が嫌なのか明確化することでキャリアが設計しやすくなります
それでは早速やってみましょう!
紙でもPower Pointでも良いので準備して、横軸に年齢を、縦軸に充実度をとりましょう
そして過去・現在・未来という形で大きく3つに分けて充実度を描きましょう
完全に自分の主観でOKです
こんな感じです
これは私が書いた例ですが、充実度が上げ下げしていることが分かります
- 下がっているところでは中学時代の体育会系の部活で上手く活躍出来なかったから
- 上がっているところは大学受験で同級生と勉強して教えあうのが楽しかったから
このことから自分は「体育会系が肌に合わないこと」や「誰かと同じ目標に向かって切磋琢磨することに充実感を感じる」ということが分かりました
もちろん人生の充実度の把握をして、いきなり自分に合わないことや合うことが分かるわけではありません
人生の充実度のグラフを書いて、自分なりに分析をして、誰かに見せましょう
そしてツッコミを入れてもらいましょう(自分でツッコミを入れてもOKです)
「ここの充実度は下がっているけど何故なのか」
「ここの充実度は上がっているけど何故なのか」
「充実度が上がっていった理由は何なのか」
そうすると見えてくるものがあると思います
昔の事は覚えておらず、1人でやると中々進まないこともあると思うので、家族に「どんな出来事があったか聞いてみる」のも良いでしょう
案外と自分が記憶している出来事と家族が記憶している出来事に乖離があったりします(例:家族は楽しい出来事だと思っていたが、自分は嫌な記憶として残っている)
そうであった場合は「なぜ、自分がそういう記憶になっているのか」、出来るだけ突き詰めましょう
そこに「自分は出来事をこういう風に捉える傾向がある」という癖が見えてきます
人生の充実度とキャリアの関係性
自分がどのような事で喜びを感じ、どのようなことが嫌なのか漠然と把握が出来たと思います
それとキャリアをどう結び付けるかは難しい作業です
どんな仕事にも喜びを感じる部分はあり、嫌な部分もあるからです
しかし、喜びを感じる割合を増やして、嫌なことを減らせるキャリアというものはあるはずです
自分に合ったキャリアというものは一朝一夕で描けるものではありません
しかも、人生のステージが変わる(結婚、出産、引っ越し、etc.)ごとに自分に合ったキャリアは変わっていくものです
ですから初めに記載したように
キャリア設計を紙やデータに記録 して事あるごとに見返す必要があるのです
人生の充実度とキャリア設計の関係性は後のstepで深堀していきます
まとめ
人生の充実度を把握して以下を明らかにしました
どんな経験に充実を感じられたか(楽しかったか、嬉しかったか)
どんな経験が嫌だったか
このことから、自分がどんな出来事に喜びや嫌悪感を抱くのか整理してきました
キャリアと何の関係があるのか?
と思われるかもしれませんが大いに関係しています。
自分の喜ぶ出来事の傾向を知れば、その傾向が多くなるキャリアを選べば良いからです
次のstepでは「自分にとって最高に嬉しい生活はどんなものかを明確化する作業」をご紹介します
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