メーカー勤務の技術系で転職する方は今でこそ多くなりましたが、それでも他の業界程多くないと思います
私自身も転職していますが、最初は何をすれば良いのか全く訳が分からないと思います
今回は初めて転職活動をする場合に、エージェント登録するメリット・デメリットとエージェントを使う際の心得についてご紹介します
この記事はこんな人におススメです!
エージェントとは何なのか知りたい人
エージェントを使うメリットとデメリットを知りたい人
エージェントと上手く付き合うコツを知りたい人
おすすめのエージェントを知りたい方はこちらから
エージェントとは何か
エージェントと言うと何かカッコいい響きですが、簡単に言えば仲介業者です
例えば物件を借りる時に、不動産会社に行くと思います
不動産会社は色々な物件を紹介してくれて、物件が決まった際には手続きもしてくれます
これを物件ではなくて、会社に置き換えたことをしているのがエージェントです
下の絵で説明します
エージェントはあなたに合った会社情報を提供してくれます(必ずしも、あなたに合ったものが提供されるとは限らないのがミソです。後述します)
また、書類選考の為の書類の添削や面接の練習をしてくれるとうたっています(うたっているだけで、やってくれるエージェントは少ないです)
あなたが応募すると決めた場合、書類をあなたの代わりに応募する会社に送ってくれて面接へ進めば面接日を企業側と調整してくれます
もし、あなたが内定してエージェントが紹介した会社に入社することが決まれば、エージェントに対して成功報酬が応募会社から支払われます
つまり、エージェントは応募する会社と契約関係であり、お金をもらうにはあなたを入社させないといけません
簡単に内定は出るものではないので、数うちゃ当たる戦法で多くの人に対して「この会社、応募しませんか」と紹介するはずです
この理由から、エージェントは必ずしもあなたに合った会社情報を提供しているわけではないのです
エージェントを使うメリット
エージェントを使うメリットは無いのではないかと思われるかもしれませんが、使うメリットはあります
- 面接日程を企業側と調整してくれる
- 面接で落ちても応募した会社からフィードバックを得られる可能性がある
- 応募書類を添削してくれる場合がある
- 応募する会社に対して、書類の情報だけではなく「あなたの転職理由・得意なスキル・人柄等々」を伝えてくれる場合がある
面接日程を企業側と調整してくれる
面接の日程を企業側と調整してくれるのは大きなメリットです
自分で企業側と調整しようとすると、日程が合わなかったときが大変で、応募する会社に気を使って自分の好きな日時に出来ない場合があります
エージェントがいれば、自分の好きな日程を伝えておけば会社側と勝手に調整してくれるので時間の節約になると思います
面接で落ちても応募した会社からフィードバックを得られる可能性がある
面接で落ちた場合、自分で応募した際は会社側からのフィードバックはまず得られません
エージェント経由で応募した場合は、当たり障りのない理由ですが会社側からのフィードバックを得られることがあります
どんな理由で落ちたのか知っておくと心理的にもスッキリしますし、次の戦略を立てることができます
応募書類を添削してくれる場合がある
大体のエージェントは応募書類は添削しますとうたっていますが、してくれない場合が多いです
一方でしっかり添削してくれるエージェントもいるので、複数のエージェントを掛け持ちしておくのが良いでしょう
応募書類、特に職務経歴書は重要なので添削してもらって損することはありません
応募する会社に対して、書類の情報だけではなく「あなたの転職理由・得意なスキル・人柄等々」を伝えてくれる場合がある
応募書類だけでなく、あなたの転職理由・得意なスキル・人柄・希望年収等々、職務経歴書からは分からない情報を会社側に伝えてくれるエージェントもいます
補足情報があるだけで、応募する会社への印象は違ってくるのでここは大きなメリットでしょう
エージェントを使うデメリット
一方でエージェントを使うデメリットは以下の通りです
- 必ずしもあなたに合った会社の情報を提供されるわけではない
- あなたの人生やキャリアパスを考えてアドバイスしてくれるわけではない
- 複数のエージェントを掛け持ちすると調整するのが面倒
必ずしもあなたに合った会社の情報を提供されるわけではない
前述したように、エージェントは応募する会社と契約関係であり、お金をもらうにはあなたを入社させないといけません
したがって、あなたに合った会社の情報を提供するというよりは、エージェントが持っている情報の中から、あなたの希望職種に合ったものを提供しているだけです
エージェントから提供される情報を全て鵜呑みにしないように心がけましょう
あなたの人生やキャリアパスを考えてアドバイスしてくれるわけではない
エージェントはあなたの親ではありません
彼らが気にしているのは「エージェントが斡旋した企業にあなたが入社するかしないか」です
もし、あなたが内定をとれば全力で入社を進めてくるはずです
「あなたのキャリアを考えて・・・」といった謳い文句を言ってくるでしょう
複数のエージェントを掛け持ちすると調整するのが面倒
多くの人は後ほど紹介するエージェント会社に複数登録します
より会社の情報が集まりやすくなるからですね
ただ複数のエージェントを掛け持ちすると、相手をする人数が増えますからその分面倒です
また複数のエージェントから1つの同じ会社に応募してしまうなんてミスも起こりかねません
これは相手会社の心象は悪くなることは確実なので気をつけましょう
エージェントを使う際の心得
エージェントを使うメリットとデメリットをあげましたが、初めて転職する際はエージェントを使った方が良いと思います
デメリットはこれからご紹介する心得を把握しておけば防げるからです
エージェントを使う際の心得は以下の通りです
- キャリアの軸は事前に固めておく
- エージェントは会社の情報を持ってきてくれる人と考える
- 書類を勝手に出されないように、エージェントと応募する際の順序を決めておく
キャリアの軸は事前に固めておく
自分がどんな企業や職種を受けるのかは事前に決めておきましょう
決めておかないと、エージェントの一語一句で自分の方向性がぶれます
「エージェントに聞いてから考えよう」や「そのうち方向性が固まるだろう」はNGです
絶対に固まりませんし、人の意見に左右されます
方向性を決めるには人生のデザインレビューが必要です
やり方に関しては以下の記事でまとめていますので参考にしてください
エージェントは会社の情報を持ってきてくれる人と考える
エージェントのアドバイスはもっともなものもあれば、入社させたいだけに言っているものもあります
前述しましたが、エージェントの言葉で軸がぶれないように、エージェントは会社の情報を持ってきてくれる人だと考えましょう
そう考えればドライに接することが出来ます
書類を勝手に出されないように、エージェントと応募する際の順序を決めておく
ほぼ無いと思いますが、エージェントが勝手に応募書類を提出してしまう場合があるので、応募する際の手筈はエージェントに確認を取っておくことをお勧めします
私の場合は、応募しますとメールで証拠を残して、その場合だけ応募書類を提出してくださいとエージェントと事前に決めていました(エージェント会社によってはシステム上応募するかしないか決めれる場合もあるのでこの限りではありません)
私が体験した実例をご紹介します
私がエージェントを初めて使った際に、いつの間にか応募書類が出されていたということがありました
別々のエージェントから同じ企業を紹介されて、片方のエージェントだけに応募をお願いしたのですが、実はもう片方のエージェントが書類を出していました
応募した会社から既に書類は頂いていますという連絡があり発覚したのでした
これは応募した会社に対して心象が悪くなるだけでなく、エージェントとの間の関係も悪くなるので絶対に避けなければなりません
案の定、応募した会社は書類選考で落ちてしまいました
皆さんも気を付けてください
まとめ
初めて転職する際には何をすればよいか分からないと思います
まずは、自分の軸を明確化することをお勧めしますが、具体的に会社に応募する段階になればエージェントを使うのがメリットが大きいと思います
もちろんデメリットもありますが、デメリットを把握しながら出来る限りメリットを傍受しましょう
あなたの転職が上手くいくことを祈っています
エージェント関係なしに、私の方でも相談を受け付けているので良ければご利用ください
転職の際の履歴書・職務経歴書を添削します 大手メーカーから転職を2回した経験からアドバイスします そもそも転職すべきなのか相談に乗ります 私自身、悩みながら転職を2回しています
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